雷句さんの訴訟に関して4(返信ありがとう) |
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という訳で前回は漫画制作の現場が魂のぶつかり合いだと書いた。
だから、罵詈雑言が飛び交う事も少なからずあるし、
前回も言ったけど、そんな罵詈雑言浴びせる編集がおかしい、という意見こそ、おかしい。
この点は、ライクさんもブログで認めているところだ。ケンカ腰だったが一緒に作ってくれていた編集はいたと。
では、なぜにこんなにこじれてしまったのか。その原因は大人の現実にある、と思う。
編集さんには、作家と一緒に漫画を作る事の他に、どうしても避けられない仕事がある。それが、ビジネスだ。
以下はあくまでもたとえだけれど、
グッズのための、カラーイラストを描いて欲しい。本誌のポスターを描いて欲しい。
映画のために、新しいサブキャラを登場させて欲しい。ゲームのために、必殺技の効果を追加して欲しい。
アニメのために若干設定を変更して欲しい。発行部数のために、ストーリーを変更して伸ばして欲しい。とかね。
作品を社会的にも、人気をとって盛り上げようとするなら、こういう事って必ず出てくる。
それは編集さんの意思とは関係なく、仕事として担当する作家にお願いしなくてはいけない。
そしてこのビジネス系のお願いは、売れっ子になるほど増える。
漫画制作とビジネスを分けて考えられればいいのだろうが、ここから先は僕の予想だけど、
ライクさんはここで混乱したんじゃないだろうか。
ライクさんからすれば、さっきまで熱く打ち合わせをしていた、同じ編集さんが、
急に熱のない、しかも物語にプラスになるとは思えない要求をしてくる、と映る。
打ち合わせと作画で、全然時間がない事を分かっているはずの編集が、余計な仕事をお願いしにくる。
さっきまでの熱い言葉はなんだったんだ?
そして、そこで、スイッチが切り替わった。
あいつは、おれを、馬鹿にしていただけなんじゃないのか。
一度そう思ってしまったら最後、編集さんを信じる事ができなくなったのではないだろうか。
一緒に作品を作ろうという情熱をもって訪れる編集を、一企業の手先としか思えなくなったのではないだろうか。
それが僕の思う、今回の騒動のカラクリ。
ライクさんのブログを読むと、担当につく編集さんが、代を重ねるにつれ、
どんどん態度の悪い人に代わって行く様子が見て取れる。悪い人から、いい人に代わった例はない。
これは、ライクさんの編集者への不信が、どんどん大きくなっていったからではないのかな。
そしてついに、会ったその時からニヤニヤしガンをとばし喧嘩を売ってきた…、までに至る。
あくまでも予想です。もしかしたら本当に、代を重ねるにつれて悪い編集者に代わったのかもしれない。
僕も、サンデーの編集さんを全員知っている訳ではないし。だけど、少なくとも実名をあげられたうちの一人、
僕の担当編集者さんだけは、そんな人ではないと断言できる。
とは言っても、過失があるのは小学館、ライクさんは被害者だ。僕はそこを覆したいんじゃない。
僕が言いたいのは…、長くなったのでまた後日。そろそろまとめるよ。いただいている質問もあとでまとめて。
投稿者 ggdg5z | 返信 (1) | トラックバック (0)