雷句さんの訴訟に関して3(長文と愚痴ごめん) |
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前回、小学館の編集部員は、庶民的で普通で温厚な人たちだと書いた。
でも世間の評判は違う。悪評多いよ、と思うかもしれないが、そこには以下の事情があると思う。
モノ作りの現場というのは、激熱です。漫画制作の現場は、製鉄工場みたいなもので、
あっつあっつの鉄のかたまりを漫画家と編集者が叩き上げて作り上げる。
本気でいいものを作ろうと思ったらね、魂と魂のぶつかり合いだ。
ここのシーンでは友情の力で敵を撃破したほうがいいと思う!
いやここでは努力の力で敵を撃破したほうがいいと思う!
こういう理由で、こうだから、友情なんだ!
いやこういう観点から見れば、努力なんだ!
友情がいいに決まってんだろ、バカ編集!!
努力がいいに決まってんだろ、クソ作家!!
こんな分かりやすい形はないだろうけど、そうやってヒートアップしていく。
お互い譲れない信念があったりするからだ。罵声が飛び交う事もあるだろう。本気のぶつかり合いに、
言葉を選んでなんかいられない。庶民的で普通で温厚な人たちでもだ。
編集が口出しせずに、作家の好きなように全て描かせる、という手もあるだろうけど、
最終的に作家の好きなようにやらせても、作品を叩き上げる打ち合わせは、あるほうがいい。
それによって、鋭さや強度が増すからだ。
だから、ネット上で見受ける、編集のキツい言葉ってのは、いきなり投げられた訳ではなくて、
絶対そこに至る過程がある。
そしてこの打ち合わせを、当事者でない人が外から見て、
バカとか無能とか三流とか、そんな乱暴な言葉を使うなんて、小学館社員の素養が疑われる!
なんて言うことは、ナンセンス。まったくナンセンスだ。
編集にこんなひどい事を言われました。ひどい事されました。なんて被害者ぶってる漫画描きが
とても多かった事が、今回の事態を招いたと思う。同じ漫画描きとして、それが残念でならない。
編集にこんなひどい事を言われました。ひどい事されました。なんて事は、ギャグにしかしちゃいけないんだよ。
編集者と漫画家の真剣勝負に、味方を集めてどうする。
いいもの作ろうとガチでぶつかってきた編集者に、ブログの仲間で袋叩きですか?
と、編集寄りの事を言ったけど、そもそも作家にやる気をなくさせてしまったら、それはどうかと思う。
ただ今回のライクさんの件では、まだカラクリがある。
僕の言い分とライクさんのブログとの温度差を埋めるカラクリ。でも長くなったのでそれはまた後日。
投稿者 ggdg5z | 返信 (2) | トラックバック (0)